ALTOスペシャルサイト > 「かしこく、ステキ。」な入門講座 > 岡崎裕子流 陶芸講座 > 第1回 陶芸の基礎知識


陶芸とは、粘土を練って、手や轆轤(ろくろ)を使ってお皿や茶碗、壺などの形をつくり、高温の窯で焼いて陶磁器をつくることです。
材料の粘土には、粘りのある土を原料とした陶土(とうど)と、ケイ酸分の多い陶石(とうせき)を原料とした磁土(じど)の2種類があります。前者は「土もの」、後者は「石もの」と呼ばれています。「土もの」では備前焼、「石もの」では有田焼が有名です。
成形方法は、おもに4種類あります。粘土の固まりをつまみ出す「玉づくり」、粘土ひもを積み重ねる「ひもづくり」、板状の粘土を曲げたり組み合わせたりする「タタラづくり」、回転台に粘土を載せてつくる「轆轤づくり」。「轆轤づくり」以外のつくり方は、総称して「手びねり」と言います。
陶器を焼く窯にも「薪窯」、「灯油窯」、「ガス窯」、「電気炉」と、いろいろな種類があります。
そして日本は、世界的にも陶芸の歴史が古い国。
みなさんも、この機会に、陶芸にチャレンジしてみませんか。
陶芸は、まず完成作品をイメージすることが大切です。作品のイメージを簡単にメモかスケッチに書き留めておくと便利です。そして、目的に合った粘土と成形方法を選び、作業の段取りを決めます。ここでは、初めて陶芸をされる方のために、基本的な制作の流れをご紹介しています。装飾については、さまざまな方法がありますので、作品のイメージに適したものを選びます。

粘土の固まりをつまみ出す「玉づくり」、粘土ひもを積み重ねる「ひもづくり」、板状の粘土を曲げたり組み合わせたりする「タタラづくり」、回転台に粘土を載せてつくる「轆轤(ろくろ)づくり」 。この4種類の成形方法から、作品の目的に合わせてつくり方を選びます。
※写真は、「ひもづくり」。
半乾燥させます。手で触って粘土が手に付かず、持っても形がゆがまないくらい乾けば大丈夫です。作品の口元と底では乾燥スピードが異なりますので、まんべんなく乾燥させるためにも、口元が乾燥したら器を返し底を上にして置いてください。器の大きさ、天候により乾燥の時間は異なります。

高台などを削ったり、パーツを組み立てて作品の形を整えます。作業のしやすさは、粘土の硬さによって左右されるので注意して下さい。

<化粧土の装飾をする場合>
化粧土の装飾は作品が半乾燥してから行います。レリーフを施すのも、この段階です。粘土が軟らか過ぎても、乾燥しすぎても、装飾時に水分が加わる事で、作品が崩れてしまうことがあります。その塩梅を知るには、慣れと感覚が必要です。まずはやってみましょう。

作品を完全に乾燥させてから、素焼きをします。

<下絵付けをする場合>
素焼き後、釉(ゆう)掛け前に施す絵付けを総称して「下絵」と言います。下絵には、「鉄絵」や「染付」など、いくつかの種類があります。絵の具によって濃さの調整や描法が異なります。

作品の種類や大きさに合わせて、釉掛けの方法が変わります。また、釉薬(ゆうやく)を使って装飾することもあります。

本焼きの目的は、釉薬に含まれている原料を熱で熔かしてガラス化(=コーティング化)するためです。汚れが付きにくくなり、耐久性が上がります。

<上絵付けをする場合>
本焼きの後、釉薬の上に施す絵付けのことです。「金彩」や「銀彩」も上絵の仲間です。数種類の絵の具があり、描法も異なります。